白紙

研究概要

SRL Bulletin 最新研究・分析結果の一般公開

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「日本の半導体関連上場企業2024年度業績、回復ながら部分的」

数値データ等詳細はpdfをご参考願います

前期結果は製造装置が好調、新規上場で全体底上げ
24年度(25年3月期基準)の対象129社の売上は総計で23.95兆円、前年度から6.2%増、1年前は5.4%の減だったことから当期は回復に転じた。製造装置分野が好調、加えて材料分野でJX金属、半導体製品分野でキオクシアの新規上場があり、全体が底上げされた。これらの要因を除けば、半導体製品分野は大幅減収益、商社も低調だった。


トップの信越化学をTELが迫る
売上、利益額では信越化学工業がトップを持続、続く東京エレクトロン(TEL)は最高業績を更新、差を狭めた。時価総額では2年前に逆転、今年5月時点でもTELがトップになっている。

利益率は長期的には増加の傾向
利益率は、2009年の世界金融危機以降は、増加傾向を示している。
各分野における利益率(売上高に対する経常利益額比率)上位5社を本誌は毎年集計している。最近の傾向は、売上での大手企業が利益率でも上位に位置することが増えたことである。